介護ってどうなの? ~ 介護施設管理者のつぶやき ~

介護業界に18年従事する管理者のブログです。
現在は介護老人保健施設の事務責任者として勤務をしていますが、
様々な管理経験をしました。
長く介護業界に携わっている経験を活かして
多くの人に役立てるサイトを目指したいと思います。

2019年06月

損害保険会社の社員が介護職やるの?

先日、損保ジャパンのリストラ(?)のニュースが出ていた。
業務の効率化はわかるけれど、損害保険会社の人員削減で
介護部門のグループ会社に配置転換・・・。

損保ジャパン、4000人削減=ITで効率化、介護分野などに配転

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062401063
介護部門も舐められたものだと思う。
収益性の高くない介護部門に、高給取りの損保社員が異動したら
恐らく介護部門で採算なんて取れないのではないかと思う。
(以前の給料を引きずるとすれば)

「介護は誰でも出来るのか」

いつも思うけれど、介護は本当に誰でも出来るのだろうか。
介護は大変な仕事であり、
「仕事が無くなると困る・・・」という理由だけで
配置転換を受ける社員が通用するほど簡単だとは思えない。

以前、SOMPOケアの偉い人の話しを聞いたことがあるが
大企業的な発想だと思った記憶がある。
そして、決して高収益だとは言えない体質だったように記憶している。

見せしめ的に「介護部門に行かないのなら辞めてもらって結構」という
懲罰人事的な配置転換だとしたら
介護業界に携わる人間としては、憤りを感じるな~。

 

死は特別なことなのか

神戸新聞のニュース記事で
看取りを中心とした施設の建築に際し
地域住民が反対をして計画が中心になったという記事が掲載されていた。
「看取りの家」断念 多死社会の課題浮き彫りに(神戸新聞)
さて、「死」は特別なことなのだろうか。

全ての人間は、生まれてくれば確実に死をむかえる。

確かに地域住民にしてみれば、
「なぜここに」という気持ちは理解できない訳ではない。

最近ではあまり(というか、ほとんど)聞かないけど
介護保険が始まった頃は、グループホーム(認知症対応型共同生活介護)の建設に際しても
地域住民から「認知症高齢者が近くにいるのは怖い!嫌だ!」などの
反対運動が行われていたことを見たことがある。

以前、近隣の病院が建て替えを行った時に
住民説明会に参加したら、病院の隣に住む住宅の住民が

『霊安室を自分の家の方角に作らないで欲しい!!』
と言っていた方がいて
はっ???・・・(-_-;)
と思った。

病院の場合は、(名称はともかく)霊安室のような場所が必須とされているようだ。
公にされている図面に「霊安室」の文言は書かないだろうが。

わたしは長いこと介護業界にいるので
「死」は決して特別なことではないと思っている。
というか、日常の一部だ。

まさか今どき、亡くなった方が
ウラメシヤ~
って出てくるとは思ってないだろうに・・・。

認知症や死は、まだまだ世間一般には
「特別なこと」の一部なのだろうか。

この記事を見てそのようなことを考えた。

求職者の見学と理想と現実。


新年度になって元号も変わり
 連休も終わっても何も変わらない日々が続いています(^_^;)

最近、ポツポツと求職希望の方が見学に来てくれました。
でも本当に困ったことに、ほとんどが紹介会社経由の見学です。

紹介会社が絡むと、紹介手数料だけで一回に数十万円の費用が必要となり
施設運営にも大きな打撃になるため、出来ればあまり使いたくありません。

なんで自分でハローワークや法人のHPから来てもられないのだろうかと
常に悩む毎日です。

立て続けに見学者が来訪

さて、見学者が増えるタイミングは年に何度かあります。
ひとつは今(6月)くらいの、
新年度に入り連休が終わった頃
次に夏のボーナスが終わった頃(8-9月頃)
他には冬のボーナスが終わった頃(12月頃)
だろうか。

先日も、3名位の見学者があり対応させてもらった。
介護職2名、リハ職1名

その中で、印象的だったのが介護職の男性の見学であった。
実務経験は1年位
資格は持っていない
フルタイムで働くことが出来るという20代の男性

勤務先を聞くと、近隣では誰もが知っている大きな法人の施設で働いていた。
そこの法人は、理事長がなかなかのやり手で「利用者中心」がモットーの施設だった。

度々行政の依頼で勉強会の講師などにも出向く理事長で
わたしも話しを聞いたことがあった。

さて、その彼に聞いてみたところ
施設の規模は100床程度で職員数は50名くらい?
とのことだったが、職員の入れ替わりを聞いて度肝を抜かれた…。

年間に20名くらいが入れ替わるとのことだ・・・。

いや~何がスゴイって、20人も採用できるところですよね(^_^;)
そして、20人も辞めていくところも(-_-;)

理想や方針、モットーは大事だが
結局は、現場で働く職員の腹に落ちていないのだなぁと、妙に納得した。

現場で働く介護職員やその他の職員がいなければ
いくら理想論や教科書的なやり方をぶち上げても
結局は介護職員だって限界があるわけだ。

管理をする職員というのは、その辺りもわかったうえで
現場の職員を管理しなくてはいけない。


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