介護ってどうなの? ~ 介護施設管理者のつぶやき ~

介護業界に18年従事する管理者のブログです。
現在は介護老人保健施設の事務責任者として勤務をしていますが、
様々な管理経験をしました。
長く介護業界に携わっている経験を活かして
多くの人に役立てるサイトを目指したいと思います。

カテゴリ: 介護業界

損害保険会社の社員が介護職やるの?

先日、損保ジャパンのリストラ(?)のニュースが出ていた。
業務の効率化はわかるけれど、損害保険会社の人員削減で
介護部門のグループ会社に配置転換・・・。

損保ジャパン、4000人削減=ITで効率化、介護分野などに配転

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062401063
介護部門も舐められたものだと思う。
収益性の高くない介護部門に、高給取りの損保社員が異動したら
恐らく介護部門で採算なんて取れないのではないかと思う。
(以前の給料を引きずるとすれば)

「介護は誰でも出来るのか」

いつも思うけれど、介護は本当に誰でも出来るのだろうか。
介護は大変な仕事であり、
「仕事が無くなると困る・・・」という理由だけで
配置転換を受ける社員が通用するほど簡単だとは思えない。

以前、SOMPOケアの偉い人の話しを聞いたことがあるが
大企業的な発想だと思った記憶がある。
そして、決して高収益だとは言えない体質だったように記憶している。

見せしめ的に「介護部門に行かないのなら辞めてもらって結構」という
懲罰人事的な配置転換だとしたら
介護業界に携わる人間としては、憤りを感じるな~。

 

求職者の見学と理想と現実。


新年度になって元号も変わり
 連休も終わっても何も変わらない日々が続いています(^_^;)

最近、ポツポツと求職希望の方が見学に来てくれました。
でも本当に困ったことに、ほとんどが紹介会社経由の見学です。

紹介会社が絡むと、紹介手数料だけで一回に数十万円の費用が必要となり
施設運営にも大きな打撃になるため、出来ればあまり使いたくありません。

なんで自分でハローワークや法人のHPから来てもられないのだろうかと
常に悩む毎日です。

立て続けに見学者が来訪

さて、見学者が増えるタイミングは年に何度かあります。
ひとつは今(6月)くらいの、
新年度に入り連休が終わった頃
次に夏のボーナスが終わった頃(8-9月頃)
他には冬のボーナスが終わった頃(12月頃)
だろうか。

先日も、3名位の見学者があり対応させてもらった。
介護職2名、リハ職1名

その中で、印象的だったのが介護職の男性の見学であった。
実務経験は1年位
資格は持っていない
フルタイムで働くことが出来るという20代の男性

勤務先を聞くと、近隣では誰もが知っている大きな法人の施設で働いていた。
そこの法人は、理事長がなかなかのやり手で「利用者中心」がモットーの施設だった。

度々行政の依頼で勉強会の講師などにも出向く理事長で
わたしも話しを聞いたことがあった。

さて、その彼に聞いてみたところ
施設の規模は100床程度で職員数は50名くらい?
とのことだったが、職員の入れ替わりを聞いて度肝を抜かれた…。

年間に20名くらいが入れ替わるとのことだ・・・。

いや~何がスゴイって、20人も採用できるところですよね(^_^;)
そして、20人も辞めていくところも(-_-;)

理想や方針、モットーは大事だが
結局は、現場で働く職員の腹に落ちていないのだなぁと、妙に納得した。

現場で働く介護職員やその他の職員がいなければ
いくら理想論や教科書的なやり方をぶち上げても
結局は介護職員だって限界があるわけだ。

管理をする職員というのは、その辺りもわかったうえで
現場の職員を管理しなくてはいけない。


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介護や医療や福祉の目的って??

新年度が始まり
新しい予算を検討している。
(遅っ・・・。)

我々の法人では、
病院と介護施設と幾つかの介護事業所を持っている。

病院併設の介護施設で働いている人は
理解をしてくれる人も多いのだが
「病院ありき」みたいな所がある。

病院は介護施設よりも圧倒的に収入が高い。
でも一方で、圧倒的に経費も大きい。
なので、当たりハズレが大きい商売だと思っている。

わたしは病院経営と介護経営の抜本的な違いは
 病院経営は当たりハズレが大きい狩猟型
 介護経営はコツコツと行う農耕型
そんな風に思っている。

どちらが良いのか??
 → 体制や仕組みが違うのでどちらが良いということは無い。
でも、冒頭書いた通り、病院は病院が圧倒的に正義なのである。

さて、医療や介護、福祉の究極的な目的ってなんだろうか
わたしは、「継続して安定的なサービスを提供すること」だと思っている。
その為には、『潰れないこと』が究極的な目的だと思う。

どんなに立派な事をしていても潰れてしまったら元も子もない。

2018年の医療機関倒産動向(帝国データバンク)では、
2018年の医療機関(病院・診療所・歯科医院)の倒産(負債1000万円以上、法的整理)は40件(病院3件、診療所14件、歯科医院23件)となり、前年(25件)比で15件増(60.0%増)となった。
この数字は、倒産に限っているので
売却や合併、譲渡を含めれば恐らくもっとたくさんの病院が経営状況が悪いことが推測されます。
わたしの地域でも、複数の病院が経営母体が変わりました。

わたしは、ここの法人に来るまで
『なぜ、病院が倒産するのか』わかりませんでした。
でも今はよく分かります。

権利意識と摩訶不思議な理屈、意味不明な医局制度など
およそ合理的とは思えない価値判断で動いている病院が非常にたくさんあるように感じます。
ほんと病院の人って理解できない・・・そんな風に感じる今日この頃です。

2017-09-02 13.56.06

無責任な行政機関

わたし達の法人の介護老人保健施設には
生活保護受給者が何名か入所をしている。
施設自体は従来型施設なのだが、複数の個室を持っている。
ですが生活保護受給者は、原則として個室への入所はできません。

以前、多床室に入所中の生活保護受給者が
他の入所者の方に暴力を振るった事故がありました。
夜間帯で、部屋の中での出来事だったため防ぎようのない状態でした。

怪我をした入所者には謝罪をして
結局は、暴力を振るった入所者を個室での対応としました。
でも、個室に入所させても生活保護受給者の場合には
個室料金を請求することは出来ません。
結局は、施設が負担をし続けなくてはいけない状況です。

担当の自治体の生活保護担当者を呼んで、
「なぜ我々の施設が負担をしなくてはいけないのか」
「特例で個室対応を認めて欲しい」
「次の行き先を探して欲しい」
と散々訴えますが、謝罪するのみ。
その後かなり長い間、施設が負担をして個室に入れておきました。

その担当者が悪い訳ではないことは百も承知です。
でも、一民間施設である我々がなんで
その一人のために負担を強いられなくてはいけないのでしょうか。

ちなみに、その利用者はうちの施設がある市区町村ではなく
別の市区町村の人でした(^_^;)

『法的に(個室への入所は)認められないので・・・。』ということは
よくわかります。
でも、その担当者も「施設に入れたらあとは施設がなんとかするだろう」
その考えはおかしいと思います。

結局、いつも現場が苦労をするだけです。
長期間に渡って何十万も負担をしなくてはいけない意味が分かりません。
福祉行政ってどうなっているでしょうか・・・。

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2017-04-16 19.07.00 (1)

医療と介護の連携って成り立つの?

わたしは十数年介護業界で働いている、
今は病院併設の老健にいるので病院との関係も
必然的にあるのだけど

以前は、別の場所にいたので
医療と介護が相容れるものだという感覚がない。

言葉では
医療と介護の連携
であったり
地域包括ケアシステム
ということの理解はできるのだけど

結局のところ
医療は介護を下に見ているし
介護は医療の立場みたいのを分かっていないような気がする

そして、私は介護側の考えが強いなぁとよく思う・・・。

病院はいつも自分たちの都合しか言わないし
自分達が絶対だと思っている節がある
そろそろそういうのが面倒くさくなってきた(^_^;)

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