介護ってどうなの? ~ 介護施設管理者のつぶやき ~

介護業界に18年従事する管理者のブログです。
現在は介護老人保健施設の事務責任者として勤務をしていますが、
様々な管理経験をしました。
長く介護業界に携わっている経験を活かして
多くの人に役立てるサイトを目指したいと思います。

カテゴリ: マネジメント

求職者の見学と理想と現実。


新年度になって元号も変わり
 連休も終わっても何も変わらない日々が続いています(^_^;)

最近、ポツポツと求職希望の方が見学に来てくれました。
でも本当に困ったことに、ほとんどが紹介会社経由の見学です。

紹介会社が絡むと、紹介手数料だけで一回に数十万円の費用が必要となり
施設運営にも大きな打撃になるため、出来ればあまり使いたくありません。

なんで自分でハローワークや法人のHPから来てもられないのだろうかと
常に悩む毎日です。

立て続けに見学者が来訪

さて、見学者が増えるタイミングは年に何度かあります。
ひとつは今(6月)くらいの、
新年度に入り連休が終わった頃
次に夏のボーナスが終わった頃(8-9月頃)
他には冬のボーナスが終わった頃(12月頃)
だろうか。

先日も、3名位の見学者があり対応させてもらった。
介護職2名、リハ職1名

その中で、印象的だったのが介護職の男性の見学であった。
実務経験は1年位
資格は持っていない
フルタイムで働くことが出来るという20代の男性

勤務先を聞くと、近隣では誰もが知っている大きな法人の施設で働いていた。
そこの法人は、理事長がなかなかのやり手で「利用者中心」がモットーの施設だった。

度々行政の依頼で勉強会の講師などにも出向く理事長で
わたしも話しを聞いたことがあった。

さて、その彼に聞いてみたところ
施設の規模は100床程度で職員数は50名くらい?
とのことだったが、職員の入れ替わりを聞いて度肝を抜かれた…。

年間に20名くらいが入れ替わるとのことだ・・・。

いや~何がスゴイって、20人も採用できるところですよね(^_^;)
そして、20人も辞めていくところも(-_-;)

理想や方針、モットーは大事だが
結局は、現場で働く職員の腹に落ちていないのだなぁと、妙に納得した。

現場で働く介護職員やその他の職員がいなければ
いくら理想論や教科書的なやり方をぶち上げても
結局は介護職員だって限界があるわけだ。

管理をする職員というのは、その辺りもわかったうえで
現場の職員を管理しなくてはいけない。


皆さんは仕事を頑張っていますか??

わたしも頑張っているつもりでいたのですが、
最近は少し自信が挫かれています(^_^;)

介護の現場で、入院や退所
通所のお休みなどが出た際に
「あ~よかった、少し楽になったね」
そんな風に言う、介護職、看護職がいます。

・・・。

あなたのお給料は誰から頂いているのでしょうか。
少なくとも私が出している訳ではありません。
経営者が出している訳でもありません。

ご利用頂く高齢者の方、そして介護保険から支払われています。
わたしは、「モチベーション」という言葉が大嫌いです。
「モチベーションが上がらない」という人を見ると虫唾が走ります(^_^;)

忙しいからモチベーションが上がらない
給料が安いからモチベーションが上がらない
私たちばかり大変だからモチベーションが上がらない

多分、あなたのモチベーションは一生上がらないでしょう。

わたしは自分が頑張って何とかなるなら
朝まででも休みなんて取らずに働く自信があります。

でも立場上、自分が介護をしている訳ではないので
なんとも言いようのない虚しさを感じます。

もっと頑張れる仕事がしたい・・・。
最近そんな風に思います(;´・ω・)

2015-10-10 17.07.25

介護事業所の難しさについて考えること。

介護サービスは、
大きく分けると施設サービスと在宅サービスに分けられる。
どちらが経営的に難しいのかを考えることがあります。

ちなみに、いま働いている事業所では
施設サービスも在宅サービスも両方展開しています。

施設サービスの難しさ

介護サービスの要(かなめ)は詰まる所、稼働率だと思っている。
施設サービスは、在宅サービスと比較すれば
今の所は、「待っている」人がいる状況だ。

退所者が居れば
 出来る限り次の入所者を確保する
それが事務的な発想であり、当たり前だと思っているのだが

結局それをコントロールする
相談員の能力や(施設)ケアマネの手腕、
協力病院との力関係などから
 どうしても稼働が落ちる場合がある。

いつも思うのだが、
 介護施設で働く人は基本的にいい人が多い
でも、金銭面や経営戦略のような実務的な面で疎い人が多い気がする。

入所者のため、は当たり前だが
介護施設はボランティアではない。
入所者がいなくても自分達の給料は払われて当たり前!
そんな意識の職員が多いような気がして
 最近、疲れる・・・。

在宅サービスの難しさ

在宅サービスは非常に厳しい状況だと思う。
利用者の選択の幅は、少し前よりもかなり広がっており
選ばれる施設であり続けることの難しさは
以前にも増して重要になっている。

わたしの感覚でしかないが、
一度利用し始める利用者は、ほとんどの場合
事業所を変えることは少ない。
(田舎で、サービス事業所が少ないこともあるが)

ということは、いかにして新しい利用者を確保するか
それに掛かっていると言っても過言ではない。
結局、要となるのは外部のケアマネとの関係性が大きい。

結局のところ

介護サービスもボランティアではないので
収入を上げたり、収支が取れなければ継続が出来ない。
ケアの質も大事だが、経営のことも考えて欲しい・・・。
そんな風に思った年度初めだった(-_-;)
dog2_4_think


最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
「こんな内容で記事を書いて!!」というものがありましたら、
メッセージ、コメント、Twitterでリプを頂けると嬉しいです(^^)  

P_20190223_102528_vHDR_Auto_HP

介護職員が足りません!!何と比較して??


「職員が足りないから増やしてください!」って、よく言われます。
気持ちは分かります。
安全に配慮したり
良いケアをしたり
多くの職員が居た方が良いのは間違いありません。

でも、何と比較して不足しているのでしょうか??
以前、「うちの施設では基準よりも人が少ないんじゃないか!?」
なんて言われたことがありました(^_^;)

あり得ません💦

そんなことしたら、指定の取り消しや不正請求になることは
実際の現場に出ている皆より、
管理をしている我々が一番分かっていることです(-_-;)

例えば通所介護(デーサービス)の場合、
介護職員の必要数って何人かご存知でしょうか?
定員15名までは、介護職員1人ですよね??
最低基準で行けば、
 生活相談員1人
 看護職員(機能訓練指導員兼務でも可)1人
 介護職員1人
定員10名以下であれば、
 生活相談員1人
 介護職員or看護職員1人
これだけで可能な訳です。

現実的に、この人数で回るとは思えません。

でも、基準としてはこの人数になっています。
介護報酬は、この最低基準プラスα で成り立っているからこそ
報酬が安くて、実際に職員に給料として回せるお金が出来ないのではないかと思います。

中には、ブラックな施設・事業所が無い訳ではないと思いますし
たまに、不正請求があったりします。
でも、多くの施設・事業所では堅実に運営していると思います。

介護職員の方も自分が働く施設の基準くらいは
最低限 覚えておく必要があると思います。
ルールを知らないでプロ野球選手になる人がいないように
介護のプロである介護職員の人には、
最低限の基準や報酬の仕組みは理解してもらいたい。
 そう思います。


cat2_2_surprise

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
少しでも参考になりましたら、Twitterのいいね!リツイート
Bookmarkなどをして頂けると嬉しいです(^^)

また、「こんな内容で記事を書いて!!」というものがありましたら、
メッセージ、コメント、Twitterでリプを頂けると嬉しいです(^^)  


P_20190101_114537_vHDR_Auto

埋まらないジェネレーションギャップ

先日、ある部署の副マネージャー(仮にAさん(40歳代後半)とします)と話しをしていた時のこと
20代前半の介護職員Bくん
「先輩職員が、研修に出ろ!勉強会に出ろ!お前のためだ!って言うんです。
 でも出られない時もあるし、時間外については自分の時間は自分のために使いたいです。」
そんな訴えがあったと相談がありました。

どこの施設にもありそうな話しだと思うのですが、
非常にマズい状況だな~と思いました。

わたしとしては、
 ・どうしても必須な研修なら残業代を出して研修に参加させるべき
 ・それが出来ないなら勤務の中に研修を組み込むべき
 ・仕事に対する考え方(スキルアップや昇格を望む望まないなど)は人それぞれ
そう考えています。

Aさんは、「研修の機会のあるのに参加しないで事故が起こったら、その若手のせい」
平気でそう言いました・・・。

わたし
 『えっ?それ本気で言ってるの?事故が起こったら(私を含めた)上司のせいだよ』
Aさん
 「でも、レベルが低いのは本人のせいです」
わたし
 『AさんBくんは経験の差が15年もあるよね?それって来年になっても15年だよね?
  Aさんのレベルになるのに何年かかるの?そんなこと言ってるから若手が辞めるんじゃないの?
  自分のレベルを基準に考えるのは間違っていない??』
Aさん
 「(・´з`・)」

基本的には私は、介護現場には口を出しません。
何故なら、自分が出来る範疇ではないから。
でも適宜、自分の考えはトップの人には伝えています。
因みにAさんは私より年上です

仕事に対する価値観は確実に変わっている

わたしは仕事に対する価値観は確実に変わっていると思っています。
特に、いわゆる「ゆとり世代」という年代の人から下の世代の若者は
仕事をガツガツやろうという意欲は確実に薄れていると思います。

出世に対する欲や、賃金に対する欲など
あきらかに上の世代とは変わってきているのではないでしょうか。

かく言う私も、平気で朝から夜中まで働いたりしますが、
それを他の人には強要しているつもりはありません(^_^;)

わたしが心配するのは、次に私のポジションに就いた人が
「前の上司はこうだった!」と言われないだろうか、
という心配だけです(>_<)

仕事なんて たかだか 長い人生のほんの一部で
自分を擦り減らしてまで我慢してしがみ付くものじゃないんじゃないか
そんな風に思っています。
だから みんな辞めていくことに早く気づいて欲しい。

cat2_3_shock


最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
少しでも参考になりましたら、Twitterのいいね!リツイート
Bookmarkなどをして頂けると嬉しいです(^^)

また、「こんな内容で記事を書いて!!」というものがありましたら、
メッセージ、コメント、Twitterでリプを頂けると嬉しいです(^^) 

このページのトップヘ