介護ってどうなの? ~ 介護施設管理者のつぶやき ~

介護業界に18年従事する管理者のブログです。
現在は介護老人保健施設の事務責任者として勤務をしていますが、
様々な管理経験をしました。
長く介護業界に携わっている経験を活かして
多くの人に役立てるサイトを目指したいと思います。

カテゴリ: 役に立つかもしれない話

2016-06-12 14.53.05

「介護経営イノベーション」を読んでみた。

先日、ダ・ヴィンチニュースで「介護経営イノベーション」という
本の書評を読み、購入してみました。
過酷な介護業界で、離職率7%・残業月7時間を叩き出した“経営イノベーション”とは?

著者は、東京の社会福祉法人理事長の方で
特養などを複数の施設を運営されているという方の
介護経営についての考え方について著されている。

一言で結論を言えば、
介護経営で成功をされている施設でも悩みは一緒
この一言に尽きる。

職員採用の方法などは
非常に勉強となる内容であった。
採用を乗船と例えば
乗組員としての覚悟のある人は嵐の乗り切り方を考えますが、お客様気分の人は文句を言います。
なるほど、確かに採用の前までは
美辞麗句を並べて、いざ採用したら
「聞いてた状況と違う・・・!」
何度、心が苦しい思いをしたことか・・・(;'∀')

そして、同意できる点も数多くあった。
介護・福祉の世界で働く職員は数字や利益というものにあまり関心がなく、数字の管理ができていない人が多いのが悩みの種でもありました。
あ~・・・スゴクわかる・・・。
日本の場合は「みんなが同じ」という幻想に縛られているために、自分ができることをできない人に対して、「なぜ、できないのか?」、「できない人間は使えない」と、できないことばかりを問題視し、そうした人をオミット(排除)しようという心理が働き始めるのです。
あ~~~~うちと一緒だ・・・。

つまるところ、
介護経営に限らず色々なマネジメントで
悩みとなるところって
 実はほとんど変わりはなくて
ただ、上手くいっていると思えるか 上手くいっていないと思うか
 だけの違いしかないのではないかと思ったりします。

読んでいて、いくつか「???」と感じない部分も
 ないわけではありませんでした。
(収入面や待遇面など(もちろん詳細はわかりませんが))

介護経営、介護運営に関わる方には
 非常に勇気をもらえる本だと思いました('ω')




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介護職員は地方ほど不遇なんじゃないか

介護報酬は地域により、単位数あたりの金額が異なります。
当然、金額が高いところは収入も大きいので人件費にあてられる金額も大きい
しかし、地域区分が高い所はそれなりのコストもかかる地域が多い。

以前、地域により給与の差があるものかと調べてみて感じたことは
都市部よりも地方(それも田舎)の方が給与が安く、それもかなりの差がある。
という点だった。

今回、特別養護老人ホームの正社員の給与について調べてみた。

特別養護老人ホームの介護職員について調べてみた

今ではハローワークで全国の求人を簡単に調べることが出来る。
そこで、全国の求人について「特別養護老人ホーム・正社員・介護職員」で調べてみた。
2019/03/24現在で、求人欄の一番上に出てきた求人を羅列して見ると
以下のようになる。

  地方名    基本給月額
 神奈川県横浜市  195,000円~241,000円
 東京都八王子市  190,000円~270,300円
 大阪府大阪市  184,000円~184,000円
 山形県天童市  176,000円~188,100円
 愛知県一宮市  172,000円~246,000円
 札幌市北区  172,050円~190,750円
 大分県豊後大野市  171,000円~246,500円
 福岡県福岡市  170,000円~190,000円
 高知県高知市  167,400円~191,300円
 富鳥取県米子市  154,000円~172,000円
 富山県富山市  152,000円~188,900円

どうだろう、ある日の一日を切り取っただけなので
あまり基準にはならないけれど
やはり都市部の方が給与が高い傾向があるような気がする。

特別養護老人ホームの場合、全国どこでもほとんどが満床だと思う。
つまり、収入については加算の差と地域区分の差だけで
後はほとんど同じだと考えられるのではないか。

なぜ地方の方が給料が低い??

それでは何故、地方それも田舎の方が給料が低いのだろうか。
こんな風に考えられないだろうか。

・地方は仕事が少ないから給料がそこそこでも人が集まる

 わたしもそこそこ田舎の方に住んでいるので実感として分かるが
 地方は仕事が少なく、そこそこの給料でも人が来るのではないか

・地域の給与相場が低い、強豪他社が少なく低くても問題ない

 介護系に限らず、全体的な相場が低いため
 その金額に引っ張られて、全体の相場が低いのではないか
 また、人の取り合いが都市部ほど激しくなく人の確保がやりやすいのではないか

・稼働率が高くなく収入が低い

 施設系は比較的稼働率はあると思うが
 訪問系や通所系は、訪問したり迎えに行ったりするだけで一苦労
 都市部と比べると収入が低いと言えるのではないか
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まとめ

給料は仕事を続ける上でとても重要な点のひとつ。
同じ仕事をしていても地方の方が給料が低いって何故だろうって考えたりします。
それほど田舎の法人の方が搾取しているとは思えないのですが(^_^;)

こちらもお願いします(^^)
介護報酬の地域区分について ~介護保険の話し~

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皆さんの介護施設では、どのような採用方法を取っていますか?
 ハローワーク?
 口コミや職員の紹介?
 求人誌への掲載?
介護施設は本当に人手不足!!
そんな介護業界から、お金を取ろうと狙っている紹介会社について考えます。

医療業界に群がる紹介会社

職員採用に紹介会社って利用したことはありますか?
職員不足は本当に深刻で、紹介会社を利用してでも採用をしないと
回らないくらいの状況になっています。

実際に、近隣の施設でも
派遣社員の採用や、紹介会社に頼らざるを得ないという声を耳にします。
これは、介護業界に限らず
看護師でも同様な状況が起こっています。

日本医師会総合政策研究機構
 看護職員等の医療職採用に関する諸問題 P.4
看護業界でも、実に53.3%と過半数の病院で
紹介会社経由の採用を行っていると回答しています。
その手数料は年間で548.2万円、
なんと1億円以上の手数料を払った施設が5施設もあるとのことです( ゚Д゚)

こんな記事もあります。
 看護師の引き抜き過熱 紹介業者「祝い金30万円」も
2017/4/6 日本経済新聞

紹介会社に支払われるコストって、
病院の売上すなわち診療報酬から支払われている訳です。
つまり、具合が悪くて受診をして支払ったコストが、
医療従事者ではなく、外部の紹介会社に流れている。

こんな状況って異常ではないでしょうか??
ここまでは医療業界の実例です。
では、介護業界はどうですか??

介護業界に群がる紹介会社

それでは、介護業界はどうなのでしょう??
少し感覚的な話しになりますが、
特にここ1.2年、介護業界でも同様の状況になっていると思います。

ハローワーク?
 全く来ません。
求人誌?
 ほとんど来ません。
職員の紹介や口コミ?
 正直少ないです。
新卒??
 金の卵です!!m( _ _ )m
 来てくれてありがとう!!!

紹介会社を利用すれば、
仕事を探す人は確かに手間も減りますし
断る場合でも、業者が仲介してくれるので
ストレスなく仕事を探すことが出来るのでしょう。

でも、なんでもかんでも紹介会社って・・・。
ほんと勘弁してください(>_<)

紹介会社は、年収の20%~30%の手数料を取っていきます。
つまり、どうでしょうか・・・。
少なくても50万円、多ければ100万円を超えるようなコストです。

喜んでこんなに払える介護事業所ってどれくらいありますか??
みんな、苦肉の策で紹介会社を使わざるを得ないというのが本音だと思います。

いや、まぁ紹介会社もビジネスですから
それを否定する訳ではありませんし、
そこに頼らなくてはいけない事業所も悪いのも分かります。

電話一本で、一度も担当者が顔も出さずに、
「請求書:100万円也」っていうのも
すごい業界ですよね・・・。

まとめ

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紹介会社もビジネス
そこに頼らなくてはいけない介護事業所も悪い
以上です。


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介護老人保健施設(老健)で提供されるサービスについてご紹介します。
老健では、日常的な介護からリハビリ、医療的なケアなど様々なサービスが提供されます。
老健の日勤帯には医師が常駐しているため、他の介護サービスと比較すると医療的な側面が強い施設であると言えます。

日常生活上の介護

介護老人保健施設では、おむつ交換や排せつ介助、入浴介助、食事介助など一般的に思い浮かべられる介護を提供します。
老健は原則として、在宅復帰に向けた施設のため介護についても漫然と”お世話”をするのではなく、自立に向けた支援を行っています。

自立支援に向けたリハビリテーション

介護老人保健施設には、リハビリ専門職である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のいずれかの職種が所属しています。
老健には、リハビリ専門職だけではなく医師、看護職員、介護職員、介護支援専門員、栄養士などたくさんの専門職が所属しているのでそれらの専門職が、多職種協働して入所者のリハビリテーションに関わります。

医療的ケア

介護老人保健施設には、医師、看護職員が所属しています。
特別養護老人ホームの場合には、常勤医師の配置は義務付けられていませんので医師が常駐していることは、他の介護施設と比較した老健の特徴と言えます。

また、老健の利用料金の中には一般的な診察や薬代も含まれます。
特養などでは、診察や投薬は医療保険を使用して自己負担となりますが、老健の場合は利用料金に含まれるため別には必要ありません。
ただし、老健では行うことが出来ない治療や画像診断(レントゲン、MRI、CTなど)などは、医療保険を使って受診することが出来ます。
なお、薬代が含まれることのデメリットとしては、高い薬を飲む必要がある場合に利用を断れてしまう可能性がある、という点があります。

看取り・ターミナルケア

介護老人保健施設では、看取り介護・ターミナルケアに対応している施設も多くあります。
厚生労働省のデータによると、看取りを行っている老健は約6割となっており、他の介護保険施設と比較すると割合は低くなっています。
 参考:厚生労働省 看取り参考資料
これは、介護老人保健施設は原則として在宅復帰を目的とした入所者が対象のため終の棲家である特養や、医療機関に近い療養型施設とは役割が異なるためだと考えられます。
 ※介護保険施設とは、特養・老健・介護療養型医療施設・介護医療院のこと

レクリエーション

介護老人保健施設では、入所期間が長期に及ぶこともあることから余暇活動としてのレクリエーションも行われます。
施設によっては、リハビリテーションの一環としての作品づくりや
集団での体操や運動と合わせたレクリエーション行事など
施設ごとに工夫を凝らしたレクリエーションが提供されます。

退所後の支援

介護老人保健施設は、在宅復帰を目標とした施設になります。
施設の職員の中には、支援相談員が配置されており、退所に向けた外部との調整や入所中の相談業務を担います。

介護老人保健施設は、多職種協働で入所者を支えています。
施設によってことなりますが、以上のようなサービスを提供し
入所者の支援をします。


介護老人保健施設の話しについてまとめていきます。
他の話しも是非ご覧ください(^O^)
介護老人保健施設の話し①老健の役割 ~介護保険の話し~


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ここでは、介護老人保健施設(老健)について何度かに渡って書いていこうと思います。
皆さんは介護老人保健施設について、どのようなイメージを持たれているでしょうか?
実際に働いている方、ご家族が入所されている方など
様々な方たちに見て頂ければと思います。

介護老人保健施設の役割

介護の勉強をされてきた方の中には、
 介護老人保健施設 = 中間施設
そんな風に習ってきた方もいるかもしれません。

 中間施設??
 何の中間でしょうか??

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例えば、病院に入院をしている高齢者がいるとします。
「治療を終えて退院許可が出たけど、まだ自宅に戻るのは不安」
そんな場合に、老健でリハビリや自宅に戻るための訓練をして家に帰る。

 (1) 病院 → 自宅
 (2) 病院 → 老健 → 自宅

(2)のように、病院と自宅の間にワンクッション入り、
リハビリや家に帰る調整などをする機能が中間施設と言われるゆえんです。

介護老人保健施設の定義

介護保険法では、介護老人保健施設を以下のように定めています。
「介護老人保健施設」とは、要介護者であって、主としてその心身の機能の維持回復を図り、居宅における生活を営むことができるようにするための支援が必要である者(その治療の必要の程度につき厚生労働省令で定めるものに限る。以下この項において単に「要介護者」という。)に対し、施設サービス計画に基づいて、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設
(介護保険法 第8条28項)

さて、2018年に介護保険改正があり、上のように介護保険法が改正されました。
「介護保険法の改正??そんなの分かりませ~ん」という方も多いかもしれませんが、
今回の改正は、介護老人保健施設の運営を根本から考え直さなくてはいけないくらい
大きな改正だったと思っています(^_^;)

介護老人保健施設では今まで、とりあえず稼働率だけ考えておけばよかった
(本当はこれではダメなんですが・・・)
のに、今後は機能や運営状況がリアルタイムで収入に直結するように変わりました。

それは、介護保険改正により
老健の対象者が今までは、「要介護者に対し」だったものが、
「居宅における生活を営むことができるようにするための支援が必要である者」
に対して、サービスを提供しなさいと書かれた所にあります。

今までは、要介護者であれば良かったものが
今後は、在宅復帰が出来る人に対して支援しなさいと介護保険法に明記されたのです。
これは、老健にとっては結構、大きな転換点だと思っています。

2018年の介護保険改正で介護老人保健施設運営は何が変わったのか

大きく変わったのは、利用者の選別や稼働状況、入退所のコントロールを
シビアにしていかなくてはいけなくなった点だと思います。

2018年の改正で、介護老人保健施設は点数化により
 ・その他型
 ・基本型
 ・加算型
 ・強化型
 ・超強化型
と複数の区分に分けられました。
今までは、一度その区分に位置づけられたらしばらくは維持出来たものが
今後は、毎月の点数管理により区分が上下するような制度と変わっています。

このやり方が良いのか悪いのか、
今のやり方が本当にフェアなのか、
点数の付け方が平等なのか、
色々と思うところはありますが、とりあえずは次回の介護保険改正まで
今のやり方に沿って行かざるを得ないのだろうと思います。

介護保険も段々と診療報酬のように
更に複雑になっていくのかなぁと不安を感じます(^_^;)
ですが、ここが私たち事務職員の腕の見せ所だと思ったりもしています!
この点数化については、またの機会で説明をしようと思います。


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